スキル販売の副業とは|売られているものと手取りの実際

スキル販売・物販の副業
記事内に広告が含まれています。

人に売れるような特技なんて、自分にはない。スキル販売と聞くと、まずそこで手が止まります。

スキル販売は、自分にできることを「〇〇します」という形でスキルマーケットに出品し、買ってもらう副業です。募集に応募するのではなく、売るものと値段を自分で決めます。やり取りは文章だけで済み、顔も声も出さずにできます。

本当に売れるものがないのかは、いま並んでいる出品を見れば分かります。どんなサービスが出ていて、ふつうの経験のどこが売り物になり、値段はいくらから付ければよいのか。店先の商品を眺めるつもりで、出品の一覧を開いてみましょう。


(PR)楽天市場

ココナラで出品が多いカテゴリ

当ブログで、ココナラの19のカテゴリのページを開き、出品の数を2026年10月に調べました。19のカテゴリを足すと、約84万件です。下の表は、出品の多い5つのカテゴリと、特別な技術がなくても出品しやすい3つのカテゴリです。

カテゴリ 出品の数
悩み相談・カウンセリング 約175,000件
占い 約102,000件
イラスト作成・漫画制作 約99,000件
デザイン制作 約58,000件
Web制作・HP作成・EC構築 約55,000件
学習指導・資格・キャリア相談 約41,000件
ライティング・翻訳 約38,000件
ビジネス代行・事務代行 約31,000件

※2026年10月、当ブログ調べ。ログインしていない状態で、各カテゴリのページに表示された件数です。件数は、開くたびに少し変わります。

表にない11のカテゴリは、3万〜5万件が3つ(住まい・美容・生活相談、動画編集・映像制作、音楽制作・ナレーション)、2万件台が3つ(オンラインレッスン・習い事、IT相談・システム開発、集客・マーケティング相談)、1万件台が2つ(コンサルティング・士業、資産運用・副業の相談)、1万件未満が3つ(生成AI活用・開発・制作、ハンドメイド制作、出張撮影・出張サービス)です。いちばん少ないのは、出張撮影・出張サービスの約2,000件でした。

「悩み相談・カウンセリング」と「占い」を合わせると、全体の3件に1件になります(2026年10月、当ブログ調べ)。作ったものを納めるだけでなく、話を聞くことも商品になっているということです。

一方で、絵やデザインのカテゴリだけが大きいわけではありません。文章を書く・直す「ライティング・翻訳」、事務を引き受ける「ビジネス代行・事務代行」、学習やキャリアの相談にも、それぞれ3万〜4万件の出品があります。いちばん多いカテゴリと少ないカテゴリでは、80倍以上の差があります。出品の多いカテゴリは、買う人も多い一方で、ほかの出品にまぎれやすくなります。

相談のランキング上位に並ぶサービス

ココナラのサービスは、売り方で3つに分かれています。

売り方 中身 話す必要
通常サービス 文章のやり取りで、作ったものや助言を納める なし
電話相談サービス 電話で話を聞く。1分ごとに料金がかかる あり
ビデオチャットサービス ビデオ通話で話す あり

当ブログが2026年10月に数えた日、「悩み相談・カウンセリング」のランキング上位60件は、すべて電話相談でした。電話相談は料金の仕組みも別で、公式ページでは、相談料は1分100円から、出品者への報酬は1分41円からと案内されています。相談の出品が多いからといって、文章だけで相談を受ける新しい出品が上位に並べるとは限りません。顔も声も出さずに始めるなら、文章や画像、資料を納める「通常サービス」から選びます。

売るスキルを探す手がかり

「売れるようなスキルがない」と感じる人は、資格や特別な技術ではなく、「人の手間を減らせること」から探します。仕事でくり返している作業、頼まれて直したことがあるもの、趣味で作っているものが、そのままサービスの候補になります。

探すところ 売るものの例 ココナラのカテゴリ 最低価格
仕事でくり返している作業 会議の資料を見やすく作り直す 資料・企画書作成 4,000円
仕事でくり返している作業 録音を文字にする、名刺を表に入力する 文字起こし・データ入力代行 1,500円
人に頼まれて直したことがあるもの 文章の誤字や読みにくいところを直す 文章校正・編集・リライト 2,000円
趣味で作っているもの SNSのアイコンを描く アイコン作成・SNSイラスト作成 1,000円
趣味で作っているもの 動画のサムネイルを作る サムネイル作成・画像デザイン 1,000円
自分で書いているもの ブログの記事を1本書く 記事・Webコンテンツ作成 1,000円

※カテゴリの名前と最低価格は、ココナラ公式ヘルプ「カテゴリごとの最低サービス価格」による。売るものの例は、当ブログが考えた例です。

ココナラでは、カテゴリごとに「これより安くは出品できない」最低価格が決まっています。同じ文章の仕事でも、記事を書くサービスは1,000円から、文章を直すサービスは2,000円からです。候補が決まったら、そのカテゴリの最低価格もあわせて見ます。

候補を絞るときは、頼まれてやったことが1回でもあるか、量を「3,000字まで」「1枚」のように小さく区切れるか、文章のやり取りだけで終わるかを確かめます。1回でも経験があれば、サービスの説明が具体的に書けます。会うことや物を送ることが前提のサービスは、原則として出品できません。

経験の書き出しから、候補をAIに挙げてもらう

自分では当たり前すぎて、売れるとは思っていない作業もあります。これまでしてきたことを箇条書きにして、文章を作るAI(ChatGPTなど)に、サービスの形にした候補を挙げてもらうと、見落としに気づきやすくなります。勤め先の名前や、人の名前は入れずに書きます。

指示文の例

次は、私がこれまでの仕事と暮らしでしてきたことです。この中から、スキルマーケットで「〇〇します」という形で売れそうなサービスの候補を5つ挙げてください。それぞれに、量の区切り方(例:3,000字まで、1枚まで)と、文章のやり取りだけで終わるかどうかを添えてください。会って行う作業、電話で話す作業、物を送る作業は、候補に入れないでください。ここに書いていない経験や資格は足さないでください。

・仕事でしてきたこと:〔総務で5年。会議資料の作成、社内アンケートの集計〕
・人に頼まれてしたこと:〔同僚の報告書の誤字直し、Excelの表の整理〕
・趣味や暮らしで続けていること:〔家計簿を5年つけている〕

AIが出した候補は、そのまま使いません。どれを売るかは、「本当に頼まれてやったことがあるか」「その作業を何十回もくり返せるか」を考えて、自分で選びます。候補に合うカテゴリの出品の数と最低価格は、AIの答えではなく、ココナラのカテゴリのページを自分で開いて確かめます。出品しても売れないときは、同じ候補の中から、出品の少ないカテゴリに当てはまるものに替えてみる手もあります。


(PR)楽天市場

AIで作ったものを人が仕上げるサービス

文章も画像もAIで作れるいま、「人に頼む理由がなくなるのでは」と考える人もいます。ココナラの画面を見ると、AIに関わるサービスそのものが売られています。

  • 「生成AI活用・開発・制作」というカテゴリがあり、約8,300件の出品がありました(2026年10月、当ブログ調べ)
  • 公式ヘルプの最低価格の表には、「AI生成文章の校正・修正」「AI生成画像の加工・レタッチ」「AI生成動画の編集・仕上げ」というカテゴリが載っています(どれも最低価格は1,000円)

AIが作った下書きを、人が確かめて仕上げる仕事が、サービスとして並んでいるということです。文章なら、事実が合っているか、読む相手に合った言い方になっているかを見て直すところが、人の手に残っています。

「生成AI活用・開発・制作」は、まだ出品の少ないカテゴリです。当ブログが2026年10月に数えた日、ランキング上位60件のうち33件は、評価が1〜9件の出品でした。ほかのカテゴリでは、上位60件のうち評価が1〜9件なのは、ライティング・翻訳で10件、デザイン制作で5件です。新しいカテゴリでは、評価の少ない出品も上位に入っていました。

AIの文章を直す練習の題材を、AIに作らせる

AIが書いた文章を直すサービスを考えるなら、出品の前に、自分で1本直してみます。題材は、AIに書かせれば用意できます。

指示文の例

〔在宅で働く会社員〕に向けて、〔家計簿を続けるコツ〕についてのブログ記事を、1,000字ほどで書いてください。見出しを2つ入れ、数字を使った具体例を1つ入れてください。

出てきた文章を、AIに直させずに、自分で直します。数字や事実に出どころがあるか、同じことのくり返しがないか、読む相手に合った言い方かを見て、直した箇所に理由を一言ずつ付けます。はじめから終わりまでにかかった時間を測っておくと、あとで価格を決めるときに使えます。

AIで作ったものを出品する前に確かめること

  • ココナラの公式ヘルプでは、AIを使ったイラスト作成のサービスは、出品を控えるよう求められています。AIで生成したイラスト画像と、それを素材として一部に使った成果物は、出品禁止の例です。AIで生成した写真画像や文章の記事は、出品できる例に入っています。決まりは変わることがあるので、出品の前に最新のヘルプを読みます
  • 同じヘルプでは、作るときに使う素材がほかの人の権利を侵していないかを確かめることと、納めたものを商用で使えるか、作り替えてよいかといった使い道の範囲を、サービスのページに書くか事前に相手と決めておくことが求められています
  • AIを使って作ることは、サービスの説明に書いておきます。買った人が「人が一から作る」と受け取る書き方はしません(当ブログの考えです)
  • 買った人から預かった文章や資料は、確かめずにAIのツールに入力しません

新しい出品につける価格

当ブログで、カテゴリごとに「新着」の60件と「ランキング」の上位60件の価格を2026年10月に数え、それぞれの中央値を出しました。中央値は、60件を安い順に並べたとき、ちょうど真ん中にくる価格です。

ココナラの6つのカテゴリで、新着60件とランキング上位60件の価格の中央値を比べた棒グラフ。ライティング・翻訳は新着3,000円と上位6,250円、生成AI活用・開発・制作は5,000円と6,750円、ビジネス代行・事務代行は4,000円と13,000円、動画編集・映像制作は5,000円と16,000円、デザイン制作は5,000円と20,000円、イラスト作成・漫画制作は5,000円と30,000円
新着60件と、ランキング上位60件の価格の中央値(ココナラ、当ブログ調べ)

図にない3つのカテゴリは、新着とランキング上位の順に、オンラインレッスン・習い事が1,750円と5,000円、学習指導・資格・キャリア相談が2,000円と10,000円、Web制作・HP作成・EC構築が20,000円と70,000円でした。

※2026年10月、当ブログ調べ。どれも60件の中央値です。一覧に出ている価格で数えており、見積りが必要なサービスでは、実際の金額が変わります。数えたのは1日だけなので、別の日には順位も価格も入れ替わります。

新しい出品は、ほとんどのカテゴリで5,000円以下から始まっていました。上位の出品は、「生成AI活用・開発・制作」を除いて、その2倍から6倍の価格です。

上位の出品は、評価を積み重ねています。19のカテゴリのどれでも、ランキング上位60件に、評価が0件の出品はありませんでした(2026年10月、当ブログ調べ)。上位60件の評価の件数の中央値は、ライティング・翻訳で104件、デザイン制作で133件です。上位の価格は、評価がたまったあとの価格だと考えられます。

だから、はじめての出品は、自分のカテゴリの新着と同じくらいの価格で出し、評価がたまるにつれて上げていきます。上位の価格に合わせて出すと、評価のないうちは比べられて選ばれにくくなります。

売れたときの手取りと、1件にかける時間

ココナラでは、売れた金額の22%(税込)が手数料として引かれ、手元に残るのは78%です。出品するだけなら、料金はかかりません。

売れた金額 手数料(22%) 手取り
1,000円 220円 780円
3,000円 660円 2,340円
5,000円 1,100円 3,900円
10,000円 2,200円 7,800円

※通常サービスの場合。ビデオチャットサービスは27.5%です。売上を口座に移すときは、振込手数料160円がかかります(3,000円以上の申請は無料)。ココナラ公式ガイドによる。

手取りを、かかった時間で割ると、1時間あたりの金額になります。かかる時間には、買った人とのやり取りと、直しの時間も入れます。

売れた金額 手取り 1時間で終わる 2時間かかる 3時間かかる
3,000円 2,340円 2,340円 1,170円 780円
5,000円 3,900円 3,900円 1,950円 1,300円
10,000円 7,800円 7,800円 3,900円 2,600円

※当ブログの計算です(手取り÷かかった時間)。

3,000円のサービスに3時間かかると、1時間あたり780円です。練習で測った時間を、この表に当てはめてみます。思ったより低いときは、価格を上げる前に、1件にかかる時間を短くします。量の上限(「3,000字まで」「1枚まで」)と直しの回数をサービスの説明に書き、それを超える作業は有料オプションに回します。有料オプションは、1つのサービスに10個まで付けられます。

会社員が副業をしている場合、副業の所得(売上から経費を引いた金額)が年20万円を超えると、確定申告が必要です。引かれた手数料や振込手数料は経費として記録できるので、売れるたびに、売れた金額と引かれた額を控えておきます。帳簿付けに使う会計ソフトの選び方は、次の記事で整理しています。

マネーフォワード クラウド確定申告
(PR)マネーフォワード クラウド確定申告

はじめて出品するときの進め方

スキル販売のサイトは、売り方によって分かれています。

サイト 売るもの 向いている人
ココナラ 文章、デザイン、事務の代行、相談など、幅広いサービス はじめて出品する人。何が売れるかを試したい人
MENTA プログラミングやデザインなどを、続けて教える・相談に乗る 教えられる専門がある人
ストアカ 講座やレッスン 人に教える形で売りたい人

はじめての人は、カテゴリが広く、文章のやり取りだけで終わるサービスを出せるココナラから始めると、売るものを選びやすくなります。登録と出品は無料で、手数料は売れたときにだけ引かれます。依頼する人も出品する人も、同じ会員登録から始めます。道具は、文章ならWordやGoogleドキュメントのように、いま使っているもので足ります。

ココナラ
(PR)ココナラ

最初は、候補の中から1つだけを、量と期限を区切って出します。副業の時間には限りがあるので、注文を止める方法も知っておきます。ココナラでは、受付をいつでも休んだり再開したりでき、同時に受ける件数に上限も付けられます。本業の繁忙期に合わせて使えば、納期を守れない注文を抱えずに済みます。

ココナラで守る決まり

  • やり取りと支払いは、ココナラの中だけで行います。外の連絡先(メールアドレス、SNSのIDなど)を聞くこと、教えること、ココナラを通さずに取引することは禁止です。買った人から誘われて応じることも対象です
  • 言葉を変えただけの同じサービスを、いくつも出品することは禁止です
  • ほかの人の写真や文章を無断で使うこと、事実と違う経歴や実績を書くことも禁止です

ココナラで、会員登録から最初の1件が売れて売上を受け取るまでの手順は、次の記事にまとめています。プロフィールと出品ページの書き方の例、買われる前の質問への返し方も載せています。

1万円売れたときの手取りや振込手数料まで並べて、ほかの出品先と比べたい人は、次の記事を見てください。

出品して買われるのを待つより、いま出ている募集に自分から応募したい人には、クラウドワークスやランサーズのようなクラウドソーシングが合います。スキル販売では内容と価格を出品する人が決めますが、クラウドソーシングでは発注する人が決めます。サイトごとの手数料と受け取りの条件は、次の記事で比べています。

評価がたまってからの価格の上げ方

続けていくと、同じ時間で入る金額を増やせます。当ブログが考える順番は、時間を短くする、評価をためて価格を上げる、相手をしぼる、です。

段階 すること
1〜3件目 新着の出品と同じくらいの価格で売る。期日を守り、評価をもらうことを優先する
評価が数件たまったら 価格を一段上げる。上げる前に、量を区切り直して、1件にかかる時間を短くする
よく頼まれる追加の作業が分かったら 「急ぎの対応」「追加の直し」などを、有料オプションにする
累計10件が見えてきたら 出品者ランク「ブロンズ」を目標にする。ランクは、出品のページに表示される
その先 相手をしぼる(例:「ブログの記事」から「医療の記事」へ)。本業の知識を使える内容にすると、上位の出品の価格に近づけやすくなる

安くしても売れないときも、価格を下げる前に相手をしぼります。「文章を直します」より「就職活動の自己PRを直します」のほうが、買う人が自分のことだと気づきやすくなります。

出品者ランクは、販売の件数と、納めきった割合(納品完了率)などで決まります。

ランク おもな条件
レギュラー 有料の販売が、累計1件以上
ブロンズ 有料の販売が累計10件以上、納品完了率80%以上
シルバー 直近3か月の有料の販売が10件以上、納品完了率85%以上
ゴールド 直近3か月の販売額が5万円以上、納品完了率90%以上、平均評価4.8以上、本人確認済み
プラチナ 直近3か月の販売額が10万円以上、納品完了率90%以上、平均評価4.8以上、本人確認済み

※ココナラ公式「出品者ランクとは」による。ブロンズ以上には、最終ログインの基準もあります。レギュラーは一度なると下がりませんが、ブロンズ以上は毎月1日に判定されます。

ゴールドとプラチナに必要な販売額を、3か月の件数に直すと、1件の価格でこれだけ変わります。

1件の価格 ゴールド(3か月で5万円以上) プラチナ(3か月で10万円以上)
3,000円 17件(月に約6件) 34件(月に約12件)
5,000円 10件(月に約4件) 20件(月に約7件)
10,000円 5件(月に約2件) 10件(月に約4件)

※当ブログの計算です(販売額を、手数料を引く前の価格の合計として計算)。

同じランクでも、価格が低いほど、必要な件数が増えます。副業で使える時間が限られている人ほど、件数を増やすより、1件の価格を上げるほうが続けやすくなります。

まずは、これまでしてきたことを書き出して候補を挙げ、合うカテゴリのページで出品の数と新着の価格を見てください。出す1つが決まったら、登録から最初の1件までの手順を、次の記事で確かめられます。

ココナラ
(PR)ココナラ


(PR)楽天市場

会社員として働きながら、当サイトを運営しています。顔出し・声出しなしでできる在宅副業について、各サービスの公式情報や公的な調査を確かめてまとめた情報をお届けしています。

スキル販売・物販の副業
スポンサーリンク