ホームページ作成ツール比較|公開後にかかる年額で選ぶ

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ペライチ・STUDIO・Wix・Jimdoの料金ページを開くと、「月590円から」「月1,480円から」といった数字が並んでいます。ただ、それが年払いのときの月あたりなのか、税込なのかがまちまちで、どれが安いのかは読み取れません。

クライアントに「サイトの維持費は年にいくらですか?」と聞かれたら、すぐに答えられるでしょうか。払い方やページ数を変えたら、共同編集や予約の受け付けを足したら、その額はどう動くのか。

最初に、4つのツールの1年分の料金から確かめましょう。

比較の前提

  • 各社の公式サイトに載っている料金・機能・条件だけをもとにしています。操作のしやすさやデザインの仕上がりは確かめていないので、優劣は書いていません
  • 広告として載せているツール(ペライチ)があります。順位はつけていません

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独自ドメインで公開できるいちばん安いプランの年額

4社の料金ページは、年払いの月あたり、12か月契約の月あたり、月ごとの契約と、金額の見せ方が違います。表示されている月額を12倍して1年分にし、税の扱いを横に書きました。

ツール・プラン 表示の月額 1年分 公開できるページ 料金の条件
STUDIO Mini 590円 7,080円 2ページ(ほかに「404」のページ) 年払いの月あたり。税込か税抜かの記載は見当たらない
Jimdo Start(AIビルダー) 1,290円 15,480円 10ページ 12か月契約の月あたり・税込
Wix パーソナル 1,300円 15,600円(税込にすると17,160円) 公式サイトで確認 税別。選んだ利用期間の分を一括払い
ペライチ ライト 1,628円 19,536円 3ページ 月契約・税込。年契約は「10%以上お得」と案内

料金は2026年10月20日に各社の公式サイトで確認。4つとも、表のプランで独自ドメインの設定と、ツールの広告・ロゴの非表示が使えると案内されています。独自ドメインそのものの取得・更新の費用は含めていません。

ホームページ作成ツール4つの、独自ドメインと広告非表示で公開できるいちばん安いプランの1年分の料金を比べた棒グラフ
独自ドメイン・広告非表示で公開できる、いちばん安いプランの1年分

金額の順に並べても、条件はそろっていません。Wixは税別の表示なので、消費税を足すとJimdo Startより1,680円高くなります。ペライチは月ごとの契約の金額で、契約期間を選ぶ欄には1年・2年・5年もありますが、それぞれの金額は料金ページの文字からは読み取れませんでした。

いちばん安いSTUDIO Miniは、公開できるのが2ページです。講座の申込みのような1枚のLPなら収まりますが、トップ・メニュー・アクセスとページを分ける店舗のサイトでは足りません。ページ数で足りるプランを選び直すと、年額の並びは入れ替わります。

STUDIOの年払いと月払いの差

STUDIOは、同じプランでも、年払いと月払いで月額が違います。月払いのMiniは月1,290円で、Jimdo Startの12か月契約と同じ金額になります。

STUDIOのプラン 年払いの1年分 月払いを12か月 差
Mini(2ページ) 7,080円 15,480円 8,400円
Personal(150ページ) 14,280円 20,640円 6,360円
Business(300ページ) 47,760円 65,520円 17,760円

STUDIOの公式の料金表の月額(年払いは月あたりの表示)を12倍した金額です。

JimdoのAIビルダーは、1か月・1年・2年から契約期間を選び、その期間の分をまとめて払う形です。表の15,480円は12か月契約のときの金額で、1か月契約にしたときの月額は公式サイトで確認してください。Wixも、選んだ利用期間の分をまとめて払います。

クライアントのサイトは、公開したあと何年も使われることが多いので、年払いで見積もると総額は下がります。一方で、年払いは1年分を先に払うことになります。試しに作って見せる段階は月払いにしておき、公開が決まってから年払いに切り替える、という順番も取れます。途中でやめたときに残りの期間の料金が戻るかどうかは、ツールごとの規約で確かめます。


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作るページ数ごとに足りるプラン

店舗のサイトなら、トップ・メニュー・アクセス・問い合わせで4ページになり、お知らせや事例を足していくと10ページを超えることもあります。作る枚数ごとに、足りるいちばん安いプランの1年分を並べました。

ツール 3ページまで 5ページまで 10ページまで 50ページまで
STUDIO Personal 14,280円 Personal 14,280円 Personal 14,280円 Personal 14,280円
Jimdo Start 15,480円 Start 15,480円 Start 15,480円 Grow 24,840円
ペライチ ライト 19,536円 レギュラー 39,336円 ビジネス 52,536円 上限が20ページのため、該当するプランなし

STUDIOは年払い、Jimdoは12か月契約・税込、ペライチは月契約・税込の月額を12倍した金額です。Wixは、プランごとのページ数の上限を料金ページで確認できなかったため、この表には入れていません。

STUDIOのPersonalは、150ページまで同じ料金です。Miniが2ページまでなので、3ページ目からはPersonalになりますが、そこから先はページを足しても年額が変わりません。お知らせや事例を増やしていくサイトでは、2年目以降の見積もりを立てやすくなります。

ペライチは、3ページ・5ページ・20ページの3段で、段が上がるたびに年額が大きく上がります。いちばん上のプロフェッショナル(年92,136円)もページの上限は20ページで、ビジネスとの違いは、複数コースの予約や順番待ちの予約といった予約の機能です。21ページ以上のサイトを作る予定があるなら、ペライチ以外のツールから検討することになります。

クライアントのアカウントで作るなら、共同編集できるプランかを見る

制作代行の進め方には、クライアントの名義でツールを契約してもらい、そこに制作する側が加わって作る形と、制作する側のアカウントで作り、できたページを渡す形があります。どちらが取れるかは、ツールとプランで違います。

ツール ほかの人を加えて編集する 作ったページを別のアカウントに移す
ペライチ 「ワークスペース」でメンバーを招待し、共同で編集できる。ビジネス・プロフェッショナルのみ 「アカウント間ページ複製」で、ほかのアカウントへ複製できる。ビジネス・プロフェッショナルのみ
Wix サイト管理者の人数が、パーソナル2名・スモールビジネス5名・ビジネス10名 公式サイトで確認
STUDIO 公式サイトで確認 公式サイトで確認
Jimdo 公式サイトで確認 公式サイトで確認

各社の料金ページに書かれている範囲です。STUDIOとJimdoは、料金ページからは読み取れませんでした。

ペライチのライトとレギュラーでは、メンバーの招待も、別のアカウントへのページの複製も使えません。クライアントにライトを契約してもらう場合、制作する側がどうやってそのアカウントで作業するかを、契約の前に話しておく必要があります。ログインの情報を預かって作業してよいかどうかは、ツールの利用規約と、クライアントの考えの両方で決まります。

STUDIOは、料金表が「個人利用」と「ビジネス利用」のタブに分かれていて、Personalには「個人利用におすすめ」、Business Plusには「法人利用におすすめ」と書かれています。クライアントの店舗や会社のサイトにどちらのプランが当てはまるかは料金表からは分からないため、申し込む前に公式のヘルプか問い合わせ窓口で確かめてください。年払いのBusinessは年47,760円なので、Personalのつもりで見積もったあとに変わると、差は3万円を超えます。

アカウントの名義、ツールの料金を払う人、独自ドメインを取る人を、作り始める前にクライアントと決める流れは、次の記事で説明しています。

予約や決済を受けるサイトの決済手数料

レッスンの予約や商品の販売をページで受けると、ツールの月額に加えて、売上に応じた決済手数料がかかります。ペライチは、決済の手数料がプランごとに分かれ、予約と同時にお金を受け取る「事前決済予約」は上の2つのプランでしか使えません。

ペライチのプラン 決済(物販・役務など) 予約と同時の事前決済
プロフェッショナル 4.5%〜 4.5%〜
ビジネス 4.5%〜 6.0%〜
レギュラー 4.5%〜 使えない
ライト 6.0%〜 使えない

ペライチの公式の料金ページによる。手数料はVISA・Mastercardで支払われた場合のもので、ほかの支払い手段では変わります。

予約を受けるだけで、その場でお金を受け取らないなら、定期予約・不定期予約の機能もビジネス以上です。ライトとレギュラーで予約を受けたいときは、予約の仕組みをページの外に用意することになります。

Wixは、決済の機能と、標準的なネットショップ・サービス予約の機能が、スモールビジネス(月2,300円・税別、1年で27,600円)から付きます。パーソナルのままでは使えないので、予約のあるサイトでは、比べる金額が1段上がります。STUDIOとJimdoで決済や予約を受けられるかと、その手数料は、公式サイトで確認してください。

手数料はクライアントの売上から引かれるお金で、ツールの月額とは別に毎月動きます。見積もりで月額だけを伝えると、最初の入金のときに「思ったより少ない」と言われかねないので、手数料の率も並べて書いておきます。


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無料で試せる範囲と、独自ドメインの2年目

制作代行を始める前に、自分のサイトか架空のお店のページを1本作って、操作を覚える人は多いはずです。期限なく無料で使えるプランがあるのはSTUDIO・Wix・Jimdoで、ペライチは1か月のお試しです。

ツール 無料で使える範囲 無料のあいだの制限
ペライチ 「お試しビジネスプラン」が1か月0円。中身はプロフェッショナルと同じ機能 「タグ埋め込み機能」だけ使えない。期間が終わっても自動で有料にはならない
STUDIO Freeプラン(50ページまで) 独自ドメインは使えず、Studioのバナーが表示される
Wix 無料で始められる。AIでサイトを作る機能も無料で使い始められる 独自ドメインの接続やオンライン決済は、プレミアムプランが必要
Jimdo Freeプラン(5ページまで) アドレスは「○○○.jimdosite.com」の形で、広告が表示される

ペライチのお試しはいちばん上のプランの機能なので、予約や決済まで含めて、クライアントに見せる前の試作を1か月のうちに作れます。終わったあとは、ライトなど別のプランを選んで続けることもできると案内されています。

ペライチのお試しは、クレジットカードを登録せずに始められます。予約のページを作る仕事を受けたい人は、お試しのあいだに予約と決済の画面まで通しておけます。

ペライチ
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独自ドメインは、Wixではすべてのプレミアムプランに1年間無料で付きます。無料なのは1年目だけなので、2年目からのドメインの更新料がいくらで、誰が払うかを、見積もりの段階で決めておきます。ペライチ・STUDIO・Jimdoは、独自ドメインを設定・接続できるプランはあっても、ドメインそのものの取得や更新の費用がプランに含まれるかは、料金ページからは読み取れませんでした。ドメインを別の会社で取る場合は、その会社の更新料も毎年の費用に足します。

AIには料金ページを表にさせ、金額は自分で計算し直す

4つのツールは、どれもAIの機能を案内しています。どれもページを作る段階で使う機能で、使えるプランの範囲が違います。

ツール 公式サイトで案内されているAIの機能
ペライチ 「AIアシスト」。キーワードを入れると、キャッチコピーや文章を提案する。すべての有料プランで使える
Wix AIサイトビルダー。作りたいサイトの種類や中身をチャットで伝えると、AIがサイトを作る。文章・画像・メタタグを作る機能もある
Jimdo AIビルダー。質問に答えると、ホームページの土台ができ、画像・タイトル・文章を差し替えて仕上げる
STUDIO 料金ページで「Studio.Drop」(今あるサイトを移し、AIとの対話で運用する)が紹介されている。どのプランで使えるかは公式サイトで確認

ツールを選ぶ段階では、ツールの中のAIではなく、文章を扱うAI(ChatGPTなど)に、料金ページを読み取る手伝いをさせられます。各社の料金ページの文章をコピーして貼り、項目をそろえた表にしてもらいます。

指示文の例(料金ページを同じ項目の表にする)

下に、ホームページ作成ツールの料金ページの文章を貼ります。プランごとに、「表示されている月額」「年払いか月払いか、何か月の契約か」「税込か税別か」「公開できるページ数」「独自ドメインで公開できるか」「ツールの広告やロゴを消せるか」を、1行ずつの表にしてください。

ページに書かれていない項目は、推測で埋めずに「記載なし」と書いてください。1年分の金額や税込の金額への計算はしないでください。

料金ページの文章:〔ここに、料金ページの文章を貼る〕

計算をさせないのは、税込と税別、年払いの月あたりと月払いの月額をAIが取り違えても、出てきた数字だけを見ると気づきにくいからです。1年分への直しと消費税の上乗せは、表を見ながら自分で電卓をたたきます。料金ページは「年払い」「月払い」のボタンで金額が切り替わる作りが多く、コピーした文章に片方の金額しか入っていないこともあります。「記載なし」になった項目は、料金ページを開き直して、自分の目で確かめます。

見積もりを出すときには、クライアントに送る維持費の説明文の下書きも頼めます。〔 〕の中は、クライアントと決めた内容に書き換えてから渡します。

指示文の例(クライアントへの維持費の説明)

ホームページの制作を依頼してくれたお店の方に、公開したあとにかかる費用を伝える文章を、300字ほどで書いてください。専門の言葉は使わず、下の内容をすべて入れてください。

・使うツールとプラン:〔ペライチ ライト〕、料金:〔月1,628円(税込)〕
・契約の名義と支払う人:〔お店の名義で契約し、お店が直接支払う〕
・独自ドメインの費用:〔年◯円。取得と更新はお店が支払う〕
・制作費とは別に、公開しているあいだ毎月かかること
・有料プランをやめたときのページの扱い:〔ツールの規約で確かめた内容〕

値引きの話や、ツールの機能を勧める言葉は入れないでください。

AIに任せないのは、〔 〕に入れる中身を決めることです。誰の名義で契約し、誰が払うか、有料プランをやめたときにページがどうなるかは、クライアントと話して決め、ツールの規約で確かめたことだけを書きます。出てきた文は、金額と支払う人が自分の決めたとおりになっているかを見比べてから送ります。

見積書では、ツールの料金を制作費と別の行に書く

制作代行の場面に当てはめると、クライアントの1年目の支払いはツールの料金より、制作費と更新代行の料金で大きく動きます。制作費と更新代行の金額は、計算のために置いた仮の数字です。

例 状況 ツールの1年分 クライアントの1年目の支払い
例1 講座の申込み用のLPを1枚。制作費3万円 STUDIO Mini 7,080円 37,080円
例2 飲食店の3ページのサイト。制作費3万円、更新代行が月5,000円 ペライチ ライト 19,536円 109,536円
例3 例2と同じ内容を、Jimdo Startで作る 15,480円 105,480円

例2と例3の差は、1年で4,056円です。ツールの料金の差よりも、クライアントが自分で文章や写真を差し替えるか、予約や決済が要るか、何ページまで増やすかで、合うツールは変わります。

2年目からは制作費がなくなり、ツールの料金、独自ドメインの更新料、更新代行を続けるならその料金が残ります。見積書には「毎年かかる費用」の欄を別に作り、ツールの名前とプラン、1年分の金額、支払う人を書いておくと、更新の時期に「聞いていない」となるのを防げます。

制作代行をスキルの出品で受ける場合は、出品先によって、受け取る報酬から引かれる手数料が違います。出品先ごとの手数料は、次の記事で比べています。

練習用のサイトや見本のために自分で払ったツールの料金は、副業の経費として帳簿に付けておきます。帳簿付けから申告までできるソフトの料金は、次の記事で並べています。


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