ネットショップ作成サービス比較|月の売上ごとの手数料で選ぶ

サービス比較
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「月額0円」のBASE、月3,300円のSTORESの有料プラン、月3,650円からのShopify。料金のページを順に開くと、つい月額の安さで決めたくなります。ところが、注文のたびに手数料が引かれることを思い出すと、月額だけで決めてよいのか、急に自信がなくなります。

0円のプランと有料のプラン、損得がひっくり返る売上の境目は、どこにあるのでしょう。 PayPayを受け付けたり年払いにしたりすると、その境目はずれるのでしょうか。 最初の表で、自分の売上の見込みに近い行を探してみてください。

比較の前提

  • 各社の公式サイトに載っている料金・手数料・条件だけをもとにしています。集客のしやすさや売れやすさは確かめていないので、優劣は書いていません
  • 広告として載せているサービス(BASE)があります。順位はつけていません

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月の売上ごとに見る、5つのプランの費用

5つのプランは、月額と、売れるたびに引かれる手数料の組み合わせが違います。

サービス・プラン 月額 売れるたびに引かれる手数料
BASE スタンダード 0円 決済手数料3.6%+40円と、サービス利用料3%
BASE グロース 年払いで月あたり16,580円(月払いは19,980円) 決済手数料2.9%
STORES フリー 0円 決済手数料5.5%〜
STORES スタンダード 年間契約で月3,300円(月額契約は3,960円) 決済手数料3.6%〜
Shopify Basic 年払いで月3,650円(月払いは4,850円) Shopifyペイメントのカード決済3.55%(Amexと海外発行のカードは3.9%)

料金は2026年10月20日に各社の公式サイトで確認。BASEとSTORESの月額は税込です。Shopifyの料金ページは円で表示されていますが、税込か税抜かの記載は見当たりませんでした。

BASE スタンダードは、決済手数料とサービス利用料の両方が引かれるので、合わせて6.6%+40円です。この「+40円」は注文1件ごとにかかる金額で、2,000円の注文なら2%分にあたります。

この料金をもとに、月の売上ごとの1か月の費用を計算しました。

ネットショップ作成サービスの5つのプランで、月の売上が10万円と50万円のときにかかる月額と手数料の合計を比べた棒グラフ
月の売上が10万円・50万円のときの、月額と手数料の合計
月の売上 BASE スタンダード BASE グロース STORES フリー STORES スタンダード Shopify Basic
5万円 3,700円 18,030円 2,750円 5,100円 5,425円
10万円 7,400円 19,480円 5,500円 6,900円 7,200円
30万円 22,200円 25,280円 16,500円 14,100円 14,300円
50万円 37,000円 31,080円 27,500円 21,300円 21,400円
100万円 74,000円 45,580円 55,000円 39,300円 39,150円

上の料金をもとにした概算です。注文1件の平均を5,000円、支払いはすべて国内発行のカード、有料プランは年払い(年間契約)として計算しました。STORESは5.5%・3.6%で計算しています。売上を口座に移すときの振込手数料は含みません。

月10万円までは、月額0円のSTORES フリーとBASE スタンダードが、有料プランより少なく済みます。30万円になると、STORES スタンダードとShopify Basicが14,000円台まで下がり、月額0円の2つより2,000円〜8,000円ほど少なくなります。BASE グロースは月額が大きいぶん、効いてくるのは50万円あたりからで、100万円ではBASE スタンダードとの差が月28,420円まで開きます。

月の売上30万円が1年続いたとすると、いちばん費用の多いBASE グロース(年303,360円)と、いちばん少ないSTORES スタンダード(年169,200円)の差は、約13万円です。

有料プランに切り替える売上の目安

月額0円のプランと有料プランの費用がちょうど並ぶ売上を、計算で出しました。この売上を超える月が続くなら、有料プランのほうが少なく済みます。

比べるプラン 年払いの場合 月払いの場合
STORES フリー → スタンダード 約17万4千円(3,300円÷1.9%) 約20万8千円(3,960円÷1.9%)
STORES フリー → Shopify Basic 約18万7千円(3,650円÷1.95%) 約24万9千円(4,850円÷1.95%)
BASE スタンダード → グロース(注文1件2,000円) 約29万1千円 約35万1千円
BASE スタンダード → グロース(注文1件5,000円) 約36万8千円 約44万4千円
BASE スタンダード → グロース(注文1件1万円) 約40万4千円 約48万7千円

支払いはすべて国内発行のカードとして計算。BASEは、月額を「率の差3.7%+40円が売上に占める割合」で割っています(1件2,000円なら3.7%+2%)。

BASEだけ単価で分かれ目が動くのは、スタンダードの「+40円」が注文の数に比例してかかるからです。1件2,000円のハンドメイド品を売るショップは、1件1万円の商品を売るショップより、11万円ほど早い売上でグロースのほうが安くなります。「月商50万円が目安」と紹介されることもありますが、単価の低いショップでは30万円前後で並びます。

どのサービスも、プランはあとから替えられます。ひと月だけ売上が分かれ目を超えた段階で替えると、翌月に売上が戻ったときに月額だけが残ります。分かれ目を超える月が2〜3か月続いてから替えると、払いすぎを避けやすくなります。

BASEはスタンダードプランなら初期費用と月額が0円なので、売上が分かれ目に届くまでは、売れたときの手数料だけで続けられます。

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PayPayや後払いを受け付けたときの手数料

上の計算は、すべてカードで払われた場合です。カード以外の支払い方法を受け付けると、その注文だけ率が上がります。

サービス・プラン カードの場合 率が上がる支払い方法と、そのときの率
BASE スタンダード 3.6%+40円(ほかにサービス利用料3%) PayPay・Amazon Pay・PayPalは4.6%+40円(サービス利用料3%は別)
BASE グロース 2.9% PayPay・Amazon Pay・PayPalは3.9%
STORES フリー 5.5% PayPal・ペイディ・atone・楽天Pay・PayPay残高・Amazon Pay・キャリア決済は6.5%
STORES スタンダード 3.6% 上と同じ支払い方法は4.6%
Shopify Basic 3.55% Amexと海外発行のカードは3.9%。Shopifyペイメント以外の決済サービスを使うと、取引手数料2%が加わる

料金は2026年10月20日に各社の公式サイトで確認。

月の売上30万円のうち半分がPayPayなどで払われたとすると、STORES フリーは16,500円から18,000円に、STORES スタンダードは14,100円から15,600円に、BASE スタンダードは22,200円から23,700円になります。どのプランでも1,500円増えるので、プランどうしの順番は変わりません。分かれ目の計算も、率の差が同じなら動きません。

気をつけたいのは、ショップを開いた最初の月の見込みです。カード以外の支払い方法も受け付けるなら、手数料は表より1%分多めに見ておきます。BASEでは、PAY IDアプリから入った注文に、別の手数料(決済手数料3.6%+40円とサービス利用料5.9%)がかかると案内されています。


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年払いの料金と、途中でプランを変えるときの注意

有料プランは、年払い(年間契約)にすると月あたりの金額が下がります。そのかわり、1年分を先に払います。

サービス・プラン 年払いの月あたり 月払い 1年での差
BASE グロース 16,580円(1年分198,960円) 19,980円 40,800円
STORES スタンダード 3,300円 3,960円 7,920円
Shopify Basic 3,650円 4,850円 14,400円

料金は2026年10月20日に各社の公式サイトで確認。

BASEでは、グロースへの切り替えはすぐに反映され、スタンダードへ戻す変更は、グロースの契約期間が終わってから反映されると案内されています。年払いでグロースにすると、途中で売上が落ちても、残りの期間はグロースのままです。199,000円近くを先に払うことになるので、最初は月払いで数か月試し、分かれ目を超える売上が続くと分かってから年払いにする順番も取れます。

Shopify Basicは、年払いにすると月払いより約25%安くなります。最初の3日間は無料で試せ、その後3か月間は、ほとんどのプランが月150円と案内されています(料金ページの表示で、内容は時期によって変わります)。STORES スタンダードは年払いと月払いの差が月660円と小さいので、続けるか迷っている段階なら、月額契約でも差は大きくありません。

売上を口座に移すときの手数料と、入金までの日数

ショップの売上は、口座に移すときにも手数料がかかることがあります。仕入れのある商品では、入金までの日数が資金の回り方に響きます。

サービス 口座に移すときの手数料 入金の時期・条件
BASE 振込手数料250円。申請額が2万円未満なら事務手数料500円が加わる。早く受け取る「お急ぎ振込」は申請額の1.5%、「最速振込」は3% 自分で振込を申請する。通常は申請から10営業日。最速振込は最短で当日
STORES 振込手数料275円 月末締め・翌月末払い。決済手数料と振込手数料を引いた入金額が1万円以上の場合
Shopify(Shopifyペイメント) 入金にかかる手数料は、公式ヘルプに記載が見当たらない。公式サイトで確認 週1回か月1回を選び、入金日は平日から選べる。日本の最低入金額は5円

料金は2026年10月20日に各社の公式サイト・公式ヘルプで確認。

BASEで1万円を申請すると、振込手数料と事務手数料で750円、売上の7.5%が引かれます。2万円以上たまってから申請すれば250円です。急ぎで10万円を受け取ると、お急ぎ振込で1,500円、最速振込で3,000円かかるので、仕入れの支払い日に間に合うよう、通常の申請を早めに出しておくほうが手元に残ります。

STORESは、入金額が1万円に届かない月の扱いが料金ページからは読み取れません。開いてすぐの少ない売上がどうなるかは、公式のヘルプで確かめてください。


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3つのショップの例で、1か月の費用を出す

売上の規模と単価が違う3つのショップで、月額0円の2つと、月額の安い有料プラン2つの費用を出しました。売上と単価は、計算のために置いた仮の数字です。

例 状況 BASE スタンダード STORES フリー STORES スタンダード Shopify Basic
例1 ハンドメイドのアクセサリー。1件2,000円が月に15件(3万円) 2,580円 1,650円 4,380円 4,715円
例2 雑貨のショップ。1件5,000円が月に40件(20万円) 14,800円 11,000円 10,500円 10,750円
例3 焼き菓子の通販。1件4,000円が月に150件(60万円) 45,600円 33,000円 24,900円 24,950円

最初の表と同じ仮定(国内発行のカード、有料プランは年払い)で計算した概算。振込手数料は含みません。

例1は、月額0円のプランのほうが月に1,800円〜3,000円ほど少なく済みます。例2は分かれ目のすぐ上で、4つの差は最大でも4,300円です。例3では、BASE スタンダードとSTORES スタンダードの差が月に約2万円になり、BASEのままグロースに替えると33,980円で、スタンダードより11,620円下がります。

例2のように4つが近い金額に並ぶ売上のあたりでは、手数料の差より、使いたい支払い方法や、売上を受け取る時期のほうが選ぶ決め手になります。

AIには売上の見込みを3通り置いて、分かれ目を検算させる

3つのサービスは、どれもAIの機能を案内しています。公式の案内で確かめられた範囲は、下の表のとおりです。

サービス 公式で案内されているAIの機能
BASE 「BASE AI アシスタント」。公式ヘルプでは、管理画面で「BASE AI」に質問・相談する機能、購入者からのメッセージへの返信の提案、メールマガジンの件名と本文の提案、質問に答えるとショップのデザインを提案する機能などが案内されている
STORES 料金ページに「AIを活用して運営をサポートします」とある。具体的な機能は公式サイトで確認
Shopify 料金ページで、コマース向けのAIアシスタント「Sidekick」がすべてのプランに含まれると案内されている

どれもショップを開いたあとの運営で使う機能です。プランを選ぶ段階では、文章を扱うAI(ChatGPTなど)に、自分の売上の見込みで費用を計算し直してもらえます。見込みは楽観・ふつう・慎重の3通りにしておくと、どの月からプランを替えるかが見えます。

指示文の例(売上の見込み3通りで、プランを替える月を出す)

ネットショップを開きます。下の料金で、月ごとの費用(月額+手数料)を計算してください。

・プランA:月額0円、手数料は売上の〔5.5〕%
・プランB:月額〔3,300〕円、手数料は売上の〔3.6〕%
・注文1件の平均:〔3,000〕円

売上の見込みは、開いた月から12か月分を3通り置きます。慎重:〔毎月2万円ずつ増える〕、ふつう:〔毎月3万円ずつ増える〕、楽観:〔毎月5万円ずつ増える〕。1か月目はどれも〔3万円〕とします。

見込みごとに、12か月分の月の売上・プランAの費用・プランBの費用を表にし、プランBのほうが少なくなる最初の月を書いてください。あわせて、AとBの費用が並ぶ月の売上を「月額÷率の差」で出し、表の結果と合っているかを確かめてください。料金は私が書いた数字だけを使い、ほかのプランや割引は足さないでください。

最後に「月額÷率の差」で出し直させるのは、AIの表の足し算がずれていても、分かれ目の売上が合わなければ気づけるからです。料金の〔 〕は、この記事の表ではなく、申し込む前に開いた料金ページの数字で埋めます。BASEで試す場合は、注文1件ごとの40円も条件に書き足します。

ショップを開いて3か月ほどたったら、管理画面から書き出した注文の一覧で、実際の単価と支払い方法の割合を出し、見込みと比べます。

指示文の例(注文の一覧から、単価と支払い方法の割合を出す)

下に、ネットショップの〔3〕か月分の注文の一覧を貼ります。列は〔注文日・金額・支払い方法〕です。月ごとに、注文の件数・売上の合計・注文1件の平均・支払い方法ごとの件数と割合を表にしてください。

キャンセルや返金の行があれば、計算から外す前に、その行を書き出して私に確認してください。お客さんの名前や住所の列は貼らないので、ない列を推測で埋めないでください。

注文の一覧:〔ここに貼る〕

注文の一覧を貼るときは、名前・住所・電話番号・メールアドレスの列を消してから渡します。お客さんの個人情報をAIに渡さないためです。

AIに任せないのは、どのプランに申し込むかを決めることと、料金の数字そのものです。料金や率は、申し込む画面と料金ページで自分の目で確かめます。特定商取引法にもとづく表記に載せる氏名・住所・返品の条件も、自分で決めて入力します。


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開く前に決めておく、表記の載せ方と、あとで移る可能性

ネットショップでは、特定商取引法にもとづいて、販売者の氏名(名称)・住所・電話番号、返品の条件などを表示します。個人で開く場合に住所や電話番号をどう載せるかは、サービスごとに用意された方法が違うので、申し込む前に各社のヘルプで確かめておきます。

あとで別のサービスへ移る可能性があるなら、独自ドメインを使えるか、商品のデータを書き出せるかも、最初に見ておきます。ショップのアドレスが変わると、SNSのプロフィールや、これまでのお客さんへの案内も直すことになります。

商品が数点で、サービスの紹介が中心なら、ネットショップではなく、ホームページ作成ツールに決済を付ける方法もあります。ホームページ作成ツールの年額と決済の手数料は、次の記事で比べています。

自分のショップではなく、お店や作家のショップをBASEやShopifyで作る仕事として受ける場合の流れと単価は、次の記事で説明しています。

ショップの売上と、引かれた手数料・月額は、確定申告に向けて毎月の帳簿に付けておきます。手数料は経費になるので、入金額だけを売上として記録しないよう、売上と手数料を分けて付けます。帳簿付けと申告に使えるソフトの料金は、次の記事で並べています。

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会社員として働きながら、当サイトを運営しています。顔出し・声出しなしでできる在宅副業について、各サービスの公式情報や公的な調査を確かめてまとめた情報をお届けしています。

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